転職の動機
私は、メーカー系のソフト開発会社で働いていました。
自社製品を作っている部署もありましたが、私は他社からの仕事を請け負ってソフトウェアを作っていました。
売り上げは私の部署の方が多かったですが、自社の看板を
背負って物作りしていることがうらやましく感じていました。
いつかは自社製品を作りたいと思っていましたが、そんな日は中々訪れませんでした。
上司に異動を願い出たり、自社製品で作っている部署の同期や先輩に必要なスキルを聞いてそれを身につけたりと、自分なりにいろいろがんばりました。
それでも異動することはなく、もうこの会社はいいやって冷めてしまいました。
そのため、自社製品を作っているメーカー系への転職を考え、行動に起こしました。
希望の会社を発見
転職サイトで求人サイトを見ていて気づいたことは、中々自社製品を作っている会社は、意外に少なかったのが驚きました。
それまで私がしていたような他社の仕事を請け負うような会社の求人は結構あるのですが。。。
メーカー系は離職者が少なく、中途採用することもあまりないのかと思って、がっかりしました。
勤務地を少し広げたり、希望年収を色々と変えていく中で、ようやく見つけたメーカー系の会社は、誰もが知っているような会社でした。
会社としての新事業の中で核となる製品を開発する求人で、これこそ私がやりたかった仕事だーと、興奮しました。
そこの会社の求人内容の詳細を読んだり、会社HPの会社の歴史や社長の言葉を読んで、しっかりと履歴書に書く応募動機を作り込みました。
控え室で長々と待たされる
意気揚々と面接を受けるために、その会社の本社ではなく、開発拠点へと足を運びました。
最寄駅まで電車で移動してから、更にバスに乗るなどかなり遠くて、苦労して向かった先は大きな建物で、こんなところで働きたいなーと思いました。
そんな思いを胸に、事前に伝えられた担当者の名前と自分の名前、要件を守衛に伝えました。守衛が担当者に電話をかけてくれましたが、電話が全く繋がらない。
待つこと5分、ようやく電話がつながりましたが、担当者が迎えに来るまで更に10分。
その時点で、これってどうゆうことだよって思いましたが、憧れの会社、業務内容のためと思い、ぐっと我慢しました。
ようやく通された控え室では、面接までに書いておいてと言われて、自分の名前や
経歴、これまでの経歴を書くための、アンケート用紙を手渡されました。
10分くらいしたら戻ってくるので、それまでに書き終えてくださいと言われ、
これも面接で使われるのだろうと思い、必死に書きました。
きたのは、30分近く経ってからでした。
その時点で、かなりやる気を削がれました。
いざ面接へ
待ち時間が長く、緊張しすぎてややぐったりとした感じで、ようやく面接へ通されました。
待っていたのは、男性と女性が一人ずつで、男性が技術系、女性が事務系の面接官でした。
女性からは転職サイトによくある面接での質問例に載っているような志望動機や
現在の会社の退職理由、長所・短所などについて、質問してきました。
それらの質問へは事前に回答を用意していたので、問題なく答えることができました。
質問者が男性へと変わると、空気が一変しました。
かなり深く技術的な質問を投げかけられ、中には全く想定していない質問も
あり、その場で考えながら、答えていきました。
そして、衝撃的な質問だったのが、これまで作った製品の技術面を詳しく語れというものであり、差し障りない範囲で私は答えました。
さすがにそれは答えられない旨を返すと、非常に不満そうな表情を浮かべ、深いため息を吐き出しました。
次の質問は、先ほど女性の方に答えた転職理由についてです。
叶わないためと答えたところ、移動するための努力が足りなかったのではないか?
具体にどんな努力をしたのか?その努力を誰かにアピールしたのか?努力の方向性は
間違っていないか確認したか?など、かなり突っ込んだ内容でした。
自分の転職理由についてはどこでも聞かれると思い、それらの質問に対しては迷いなく答えましたが、何を言っても否定ばかりされました。
そんな面接が30分くらい続き、ようやく解放されて控え室で待っていました。
ここでも15分くらい担当者が来なくて、かなり時間をロスした感がありました。
面接結果
あれだけ酷く言われたのだから、絶対に不合格だろうと思っていました。
そして、人事担当者の時間のルーズさ、面接官の圧迫的な態度と物言いに憤りを感じており、
万が一合格しても絶対にいかないと思っていました。
予想は外れ、どうしてあの面接で合格と判断したのか全くわかりませんでしたが、内定を
いただきました。
給料や待遇など
内定と一緒に通知された給料は、最近はやや落ち目な感じもありますが、さすが一流メーカと言わんばかりに充実した内容でした。
福利厚生も充実しており、特に家賃の85%を補助してくれる社宅制度には驚きました。
内定を蹴る
まぁ、そんな給料や福利厚生でも、面接当日の人事担当者と開発系の面接官の様子を思い出すと、とてもじゃないけれど、その会社に行く気になりませんでした。





