私は、システム開発を請け負う会社に勤めていました。
顧客の顔が見えず、ただひたすらに作れと言われたシステムを作っているだけの日々でした。
最初はそれでもシステムを開発できることに面白さを感じていました。
しかし、私が作ったシステムがどこでどう使われているのかよくわからず、
私がしていることは本当に役にやっているのかと疑問に思うようになりました。
そこで、もっと多くの人が使うようなシステムを作りたいと考えて、
転職活動を始めました。
ネット証券会社との出会い
私は、転職活動を始めるにあたり、まぁ誰もが通る道であろう転職サイトで求人を
探し始めました。そうすると、テレビでCMを見ることがあるようなネット証券会社の
求人を見つけました。
金融系のシステム開発の求人は他にもいくつかありましたが、ほとんどが必須条件に金融系システム開発経験と書かれていました。
しかし、そのネット証券会社だけはその必須条件はなく、私でも応募できると考え、早速応募しました。
誰も会社名を知らないような会社に勤めている私が、誰もが会社名を知っているような会社に合格するわけないと思いましたが、いい方で予想が外れてくれました。
かなりうれしかったです。
気軽な一次面接
先方と予定を合わせて早速面接へ向かいました。
面接をしていただいたのは現場の管理者という感じの人が2名で、役職的には係長って感じでした。
意外だったのは人事担当はおらず、淡々とその2名が会社紹介からしてくださり、驚きましたね。
会社紹介を一通りしていただくと、面接というよりも雑談という感じで、
以下のことを聞かれました。
・業種が全く違うけれど、今回はどうしてネット証券を?
・ネット証券会社ってどのようなイメージ?
・これまでどんなシステムを開発してきたの?
・最近はシステム開発において、どんな役割をしているのか?
一通り答えた後は、私からも聞きたいことあれば聞いてくださいと
言われたので、私からは次のことを質問してみました。
・お2人の経歴
・具体な業務内容
・もし採用されたら配属される部署の人数と平均年齢
一次面接は無事に通って、とんとん拍子に二次面接へ進みました。
濃厚な二次面接
一次面接が雑談のような気軽な感じだったので、この会社の面接は全て同じ
感じかと思っていました。
元々ベンチャーのような小規模な会社から大きくなっていたので、大きくなった今でも根っこは設立当初と
変わりないかと思っていましたが、そうではないことに気づかされました。
MTGスペースのような小さい会議室で面接をした一次とは違い、二次ではちゃんとした応接室のような部屋に通されました。
そこには開発の課長クラスが2人、人事の課長クラスが1人と、かなり重々しい雰囲気でした。
人事の課長からは、いかにも人事らしい以下の説明がありました。
・私の健康状態
・健康診断の結果を提出できるか?
・今の居住地から勤務予定地まで通うことができるか?
開発の課長からは、一次面接と同じような内容を改めて質問されましたが、一次面接以上に深く聞かれました。
大体こんな感じでした。
・マネージメント経験はあるのか?
・開発規模は何人くらいだったのか?
・言語は何が使える?
・履歴書に書いてあるこの資格はどうして取得したの?
開発の課長からの質問は大体想定しており、面接前に回答を用意していたので、慌てることなく答えられました。
緊張した最終面接
最終面接は二次面接で会った人事の課長に加え、副社長が来ました。
社長は技術系出身、副社長は人事系出身らしく、副社長からは主に人となりを面接されたようです。
通り一辺倒な感じですが、以下のようなことを聞かれました。
・どうしてこの会社に入社しようと思ったのか?
・この会社に入ったら、どんなことをしたい?
・金融系ってどんなイメージ?
私からも聞きたいことはあるかと尋ねられ、当時銀行マンのドラマが流行っていたので、事務系ではあんな感じなのかと、仕事に全く関係ないようなことを聞いてみました。
そんな変な質問したことも良かったのか、入室直後は重苦しい雰囲気でしたが、最後にはかなり明るい
雰囲気で面接を終えることができました。
そして、私としても楽しく面接を終えることができて、なんとなく手応えがありました。
給料や待遇など
転職サイトのエージェント経由で最終面接の結果通知から数日後に、採用条件が届きました。
給料は現職よりもかなりよく、私がこんなにもらってもいいのかと思うほどでした。
額面で残業なしでも40万に届きそうで、現職では課長クラスにならないともらえないような基本給でした。
ただ、元々がベンチャー企業のせいなのか、福利厚生面はあまり充実していませんでした。
現職は小さい会社ながらも住宅補助があり、家賃のほとんどを会社が払ってくれていました。
職場の雰囲気
入社して初めて出勤すると、大体私と同じくらいの30台前半の人が多く、開発職のほとんどは男性でした。
事務系で何人か女性がいるくらいで、以前の会社と同じような雰囲気で打ち解けるのに時間がかかりませんでした。





