行政書士とはどんな仕事か
行政書士の仕事を説明するのは、簡単ではありません。
業務範囲は広く、得意とする分野や求められる内容によって、同じ行政書士でも全く違うことをしている場合があります。
基本的には書類の作成がメインの業務となりますが、官公庁に提出するための書類や、何らかの事実を証明するための書類など、多種多様です。
提出する際に必要ならば、書類だけでなく図面を描くこともあります。
外国人のビザ申請や、会社の会計を記帳したり、起業の認可書類をしたりと、多岐に渡ります。
わかりやすく言えば、何かする際にどこかに届け出る書類の代筆業という感じです。
行政書士になるための試験や面接での質疑応答
行政書士になるには、年1回行われる筆記試験にパスしなければなりません。
勉強期間は、3ヶ月と言う人もいれば1年と言う人もいます。
行政書士というと個人事務所を想像する人が多いかもしれませんが、全ての行政書士が開業しているわけではありません。
企業に行政書士として所属している人もいるし、行政書士が開業している事務所に就職する人もいます。
いずれの場合でも、就職の際に面接を避けて通ることはできないでしょう。
面接で重要視される質問は、志望動機です。
所属する場所によって、行政書士の仕事内容は様々です。
そのため、所属先でどんな仕事をしたいか、それはどうしてそう思ったのか、根掘り葉掘り聞かれることは間違いありません。
事前にどんな内容を中心に行っている事務所、または企業であるのかを調べるのが、志望動機を練るためには欠かせません。
特に行政書士として働くことができればどこでもいい、という感じがする応答は避けましょう。
続いて重要視される質問は、どんなキャリアパスを描いているのかです。
そのキャリアパスが、面接する側としては自分の方針と合っているか確認します。
行政書士のきつい場面
何度も繰り返しになりますが、行政書士が扱える書類は多岐に渡ります。
いくら専門があると言っても、依頼する人には行政書士は行政書士なので、専門関係なく依頼してきます。
その中には、今まで全く扱った経験がない書類を作るというものもあるでしょう。
それでも依頼された限りは、自分で勉強して依頼内容に応じなくてはいけません。
1万種類以上もあるので、大変さは想像が難しいです。
そして、書類を作成するには、その書類を作る業界のことを知らなくてなりません。
行政書士に向いている人とは?
行政書士に欠かせないスキルは、コミュニケーション能力です。
顧客が何に困っており、どんな書類を作成しなくてはいけないのかを、顧客から聞き出す必要があります。
多くの書類に顧客の重要な個人情報が含まれているため、開示してもらうために信用してもらわなくてはなりません。
また、専門外の書類を作る場合には、根気よく作成に取り掛かることも求められます。
新たな業界の知識が必要になる場合には、それを好奇心を持って理解することも大事です。
専門外だから嫌だなという感じで作業に取り掛かると、まず間違いなくうまくいかないでしょう。
あとは、スピード感でしょう。
中には特急で書類を作成しなくてはいけない状況もあるでしょう。
行政書士のメリット、デメリット
行政書士のメリットは、開業するための資金が少なくて済むことでしょう。
行政書士として仕事する上で必要となるものは多くなく、普通に自宅で作業することもできます。
地元の企業などへ売り込みをかければ、何かしらの仕事を得ることができるでしょう。
デメリットは、ライバルが多いことでしょう。
仕事を取り合うライバルは行政書士だけではなく、弁護士や会計士もライバルになります。
仕事内容によっては、行政書士だけではなく、弁護士や会計士が書類作成を行うパターンもあります。
そのような場面で仕事を勝ち取るために、色々な業界の知識を身につける必要があります。
もちろん、営業トークもうまくなくてはなりません。
行政書士の給料
行政書士の給料は様々です。
開業して大企業と契約していた場合などは、同年代と比較しても多い方に入るでしょう。
細々と地元の中小企業を契約して仕事をしている場合は、同年代並みでしょう。
かなりがっかりする数字と受け取る人がいるでしょうが、これがリアルな数字です。
それなりの生活を送るには十分な年収でしょうが、開業したらもっと儲かると思っていたのとは、かなり差があるでしょう。
これは会社勤めでも、勤める会社は職種によって給料が変わるのと同じであるという感じです。




