建築士とはどんな仕事か
建築士の仕事は、建築物の設計をすることです。
建築物の種類は色々あり、一戸建て住宅、マンションやアパートの集合住宅、ビルや駅など、挙げることができないほどに無数です。
建築物の設計をするためには、それに関係する法律に基づいている必要があります。
どんな目的で使われる建築物かによって関係する法律は異なるので、違う分野の建築物を担当する場合には、都度調べなくてなりません。
また、建築物は決して安いものではありません。
一般の人からの依頼でも企業からの依頼であっても、予算に合わせた見積もりをしなくてはなりません。
そのため、使う材料の価格も調べなくてはなりません。
仕事によっては屋内で設計するだけでなく、屋外の建設現場で監督をする場合もあります。
建築士の面接での質疑応答
建築士になるための面接では、他の職業で質問されるような志望動機や自己アピールなどに加えて、建築士ならではの質問をされることが多いようです。
例えば、自分が設計したい内容とお客様が求めている内容が全く違った場合にどうするか、お客様の求めている内容をどう汲み取るのか、など実務に直結する質問があります。
特に一戸建て住宅は、普通の人生ならば一生に一度の大きな買い物なので、要望を正確に把握することは必須の能力です。
また、自分のこだわりをあまり押し付けないことも重要ですが、こだわりを出さないとつまらなくなってしまいます。
もちろん、ただ何が好きというだけでなく、それがどうして好きであるかという理由まで答えなくてはなりません。
それを聞くことで、面接官としてはその人の価値観を把握するようです。
建築士の現場でのきつい場面
建築するものが一般住宅やマンションという同じ種類であっても、ただ一つとして同じものはありません。
立てる場所や利用する人や目的によって、その形は全く変わるため、一つ一つオーダーメイドになります。
そのため、お客様の要望に応えるために、様々な工夫を凝らすのは、建築士の大変さと言えるでしょう。
もちろん、場所が目的が違えば、それを立てるために関係する法律が異なります。
ただ建築設計をしているだけではダメなので、日々勉強しなくてはなりません。
また一人で複数の案件を担当するのがザラなので、総じて残業時間が長くなります。
建築士に向いている人
建築士に向いている人は、創造力がある人、提案力がある人です。
どんな建物であっても依頼主の希望を実現しなくてはなりません。
依頼主の希望を引き出し、それを実際の図面に起こさなくてはなりません。
希望は初めから具体的になっていることはほとんどないので、コミュニケーションを密に取って引き出していきます。
これが想像力です。
また、希望が具体的になっていないけれど、とりあえず家を建てたいという人もいるでしょう。
そんな人には何種類もの家の設計図を示し、方向性を決めていくことになります。
ここで必要になるのが、提案力です。
同じような家ばかり提案したのでは、顧客の潜在欲求を引き出すのは難しいので、違う種類・コンセプトの家を提案しなくてなりません。
建築士のメリット、デメリット
建築士と働くメリットは、設計した図面が実際の建物として立つことでしょう。
しかも、ほとんどの建築物は一度立てたら何十年と使われます。
長く、愛着を持って使われることは、設計した甲斐があったなと思います。
対してデメリットは、建築にはものすごく数多くの人が携わっているので、納期を必ず守らなくてはいけないことです。
一度遅れを発生させると、その後に続く工程で待ち構えている何百人、何千人という人数の人に影響を与えます。
特に設計する建物が大きくなればなるほどその影響は大きくなるので、どんなに順調に進んでいる場合であっても、常にスケジュールを気にしなくてはなりません。
建築士の給料
建築士といっても幅広いので、まずは一級建築士という資格を持っている建築士の年収を紹介します。
経験を15年ほど積んだ建築士の年収は、約550万円のようです。
ただ、公共施設などの比較的大きな建築物を担当するような大きな会社では、同じ条件であっても最低年収が700万円のようです。
それだけ大きな建築物を設計するには、深い専門性と関連する法律の知識が必要になるのでしょう。
二級建築士は、一級建築士よりもかなり年収は低く、高くても約500万円に到達するかどうかというレベルです。




